【AIイラストに関する当イベントのガイドライン】

近年、画像生成AIの技術が急速に進化し、創作活動の一環としても広がりを見せています。
しかしながら、AIによる画像生成に関しては現在もさまざまな議論が続いており、著作権や創作性、倫理面において確立された共通認識があるとは言えない状況です。

当イベントは、「創作者自身の手による自由で多様な表現の場」を大切にする同人誌即売会です。
その理念に照らし合わせた結果、AI生成イラストを用いた作品の出展について、以下の方針を設けさせていただきます。


■ AIイラストの取り扱いについて

【1】完全自動生成のイラスト(例:Midjourney、Stable Diffusion、NovelAI等)

  • 完全にAIによって生成されたイラストのみで構成された作品の出展はご遠慮いただきます。

  • これは、現時点におけるAI生成物の著作権的扱いや、特定作家の作風模倣を含む倫理的な問題が未解決であるためです。

【2】創作支援ツールとしてのAIの利用(例:Adobe Firefly、Canvaなど)

  • Adobe Fireflyなど、著作権的にクリアな素材を学習し、創作補助を目的としたAIツールを使用した作品については、内容により出展を認める場合があります。

  • この場合、AIの使用部分が補助的であること創作者本人の創作性が主体となっていることを原則とします。

  • また、頒布物やスペースにてAI生成要素を使用している旨の明記をお願いする場合があります。


■ 最後に

本ガイドラインは、創作活動の自由と表現の多様性を守るために設けるものであり、AI技術そのものを否定するものではありません
今後、社会的・法的な整理が進むことで、より柔軟な対応が可能となる場合もございます。

当イベントは、「自らの手で表現し、想いを届ける場」であることを大切にしています。
その趣旨にご理解・ご協力をいただけますと幸いです。


※ 本ガイドラインは今後の情勢に応じて改訂される場合があります。
※ ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。